ヤマハのヴァイオリンを試奏する機会があって、アコースティックシリーズとサイレントシリーズを弾かせて頂いた。
アコースティックも非常に完成度が高く、ピアノのヤマハのイメージが良い意味で崩れた。
サイレントシリーズは今更レビューする事も無いくらいメジャーになりつつあるのだけど、改めてその完成度の高さを感じたのでレビューしてみる。
ヤマハサイレントヴァイオリンSV-200 

サイレントと言う名前の通り、胴が無い、つまり共鳴部が無い形状の楽器である。
しかし、ピックアップを通して出てくる音色は「ヴァイオリン」なのである。
本来、コマ〜表面版〜コンチュウ〜裏板、さらにネックやテールピースなどあらゆる部分が鳴ってこそあのヴァイオリンの音色になるはずなのだが、これはその殆どが「無い」
それにも関わらず、ちゃんと「ヴァイオリン」の音がする。
アコースティックの、それも高級イタリアンの音でこそ無いけれど、良い音なのである。
弾き手のニュアンスにもちゃんと追従してくれる。
ボウイングの微妙なニュアンスも、アコースティックに近く、エレクトリック特有の「シビアさ」が少ないのにも感心する。
同社の製品である「エレクトリックヴァイオリン」シリーズよりも僕はこちらの「サイレントシリーズ」の方がよりアコースティックに近く、自分の出したいニュアンスに忠実だと感じ、好印象だった。
普段レコーディングやライブで他社製のオリジナルモデルのエレクトリックを僕は弾くのだが、最近これに変えようと思っている。
ちなみに、カーボン弓も本当に好印象だった。
興味がある方は是非試してみて損は無いはず。
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