V-Drumって画期的商品だとどれだけのミュージシャン、音楽家が評価しているのだろう。
ドラマーが練習用にって価格でも無いし、正直生ドラム買える値段だったりもする。
でも、これの本当の価値は何処にあるのか、ちょっと考えてみた。
打ち込みでも今や「生っぽく」だったり「生のグルーブ」すら再現出来る時代。
ソフト音源も本当に進化してきた。
でも、ふと原点に立ち戻って考えると、音楽って一人の力だけで解決するものなのだろうかと。
確かに僕が尊敬する「プリンス」をはじめ、一人でも十分マルチプレイヤーとして凄い才能を発揮しているアーティストも居る。
でも、そんな彼らも「人と人のぶつかり合い」を大切にしているのでは無いか。
同時に同じ環境で演奏をする、レコーディング現場でもそれがとても大事。
人の演奏に瞬時に反応する、そしてそれが積み重なって「感動」になる。
今そんな音を創るには膨大なリスクを背負う事になる。
スタジオはどうする?スタジオの部屋鳴りはアレンジに合っているのか?
エンジニアはちゃんと目的のマイクセッティングが出来るのか?
機材はどうなのか?
ドラムヘッドやシンバル、ドラム本体の鳴りは的確に目的に向かえるのか?
やってみてしか分らない、そんな要素が本来の生録音には存在し、そのリスクをメーカーや原盤会社が快く出費してくれる、そんな恵まれた環境に居られるアーティストはごく少数。
だからしょうがなく「予算の関係で打ち込みでお願いします」というアレンジオーダーが今や「当然」。
自宅のホームレコーディング規模でよろしく!なんてのも「当たり前」の時代。
おいおい!もういい加減それ無しね!!って言いたい訳ですよ。音楽しようよ!ってね。
なんでこいつの出番な訳。
低予算だからこのスタジオしか出来ない・・・
とか
エンジニアしょぼい!ださい!
てのも無いしw
ヘッド違うから変えて!って勇気出さなくても言えるしw
ま〜本当にそういう意味でも凄いんですよね、これ。
で、さらに新しいアプローチとか浮かぶし、ライブでも凄い事出来るし。
新しい楽器です、ほんと。
古いTD−10も音的には古くさい気がするかもしれませんけど、実際オケ中だと存在感あって良かったりしますw
両方使い分けですな〜マジでw
Roland / TD-20KX-S 《TAMAハードウェアセット》【キックペダル別売】

